VMware 徹底入門 第 3版

VMware ESXi 5.0 を運用しているが、最新の 5.1 のまとまった情報が欲しくて購入。
ざっと全体を読んで目に留まった項目はこんなところ。

  • 共有ストレージなしでも vMotion できるようになった (クロスホスト Storage vMotion)
    • vMotion と Storage vMotion を同時におこなうことで実現している
    • クロスホスト Storage vMotion は正式名ではなく、本書中で便宜上使っている名前
  • vSphere Client から vSphere Web Client に移行していくことになる

本書中の説明はすべて vSphere Web Client ベースなので、5.0 な自分としては 5.1 へのアップデートを促されている気分。

仮想化環境があたり前になり、運用管理に重点が移ってきているのを反映してか、
新しい章としてシステム設計編、運用管理編が増えていた。
増えた章は 150ページほど割かれていて、かなり包括的な内容なのだが、大規模寄りなので、自分の環境では当分使いそうに無い機能の説明が多い。

ハードウェア調達等が何かと手間がかかるが、ゆくゆくは VDP や DRS を実際に試してみたい...

目次

サーバー仮想化とVMware
VMware ESXiとvCenter Serverの導入
仮想マシンの作成と管理
VMware vSphereによるリソース管理―CPU/メモリ
VMware vSphereによるリソース管理―ストレージ
VMware vSphereによるリソース管理―ネットワーク
VMware vSphereの動的配置機能
VMware vSphereの高可用性機能とデータ保護
VMware vSphere環境の設計
仮想システムの監視―運用管理1〔ほか〕