AD 仮想化時の時刻のずれ
Windows Server 2008 R2 以前の OS で Active Directory を仮想化すると時刻がずれていくというのは、
いわば仕様だと思うのだが、気になったときに調べたリンクを残しておく。
AD 仮想化関連の情報
- http://support.microsoft.com/kb/888794/ja
- http://blogs.technet.com/b/infrajp/archive/2010/03/12/3318428.aspx
ドメインコントローラを仮想化する際の注意事項ですが、主なものをまとめると次の通りになります。
設計/構築時の考慮
最低1台の物理ドメインコントローラを確保する
Hyper-V 統合サービスの時刻同期機能をオフにする
⇒ ドメインコントローラの時刻同期には、物理環境と同じく W32time サービスを利用
仮想ディスクには、差分ディスクは利用しない運用時の考慮
ドメインコントローラを長い期間、保存・停止状態にしない
⇒ 物理環境と同じく、残留オブジェクトを回避するために廃棄 (Tombstone) の有効期限の設定より長い間オフラインにしない
スナップショット機能は使わない
⇒ USN(更新シーケンス番号)がロールバックされる可能性を回避
バックアップ/リストアは物理環境と同じ
⇒ エクスポート/インポート、VHDファイルによるバックアップは NG