レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略
目次
第1章 経営者のレバレッジ
第2章 戦略のレバレッジ
第3章 営業のレバレッジ
第4章 ブランドのレバレッジ
第5章 仕組み化のレバレッジ
第6章 組織のレバレッジ
レバレッジをかけるノウハウを開陳している他の書籍と異なり、
各種の問いかけに対して自分で考えて行動していく必要がある面が強くなっている。
冒頭(p.22)から以下のように厳しい言葉が並んでいるが、
それだけ経営者の考えが会社にとって重要ということだ。
「とにかく忙しいんです」とトップが堂々と言うのは、
「私は経営者として無能です」と公言しているのと同じことである。
以下、特に参考になった箇所。
- Q1 考える時間の余裕はあるか?
「永遠によく働く経営者」は必ず会社を駄目にする。
- Q3 内部要因思考を持っているか?
どうやったらできるのか?
- Q14 早起きをしているか?
- 早起きすると時間の使い方がうまくなるという視点は無かった
- Q15 意識的に何事もやろうとしていないか?
- 「ピンチはチャンス」を条件反射に
- Q16 劣後順位を考えているか?
- Q20 難しく考えすぎていないか?
- Q22 売上は積上げ継続型か?
まず売上について、積上げ継続型か一過性かを分析する
- Q23 事業はフォーカスしているか?
それ以外の仕事が舞い込んでくることもあれば、
儲かりそうな案件に営業が飛びつきそうなこともあったが、
すべてお断りしたり、営業に行かせなかったりした。
-
- 経営資源を集中できる
- 時間に余裕ができる
- 何に力を注げばよいかがわかる
- 人的資産ができる
- 会社がブランド化しやすくなる
- Q32 資金効率を上げる努力をしているか?
非常識を常識にするまで、
「前金制というのが当然です、もともとこのビジネスはそういうシステムなのです」
と主張し続けた。
- Q33 粗利は高いか?
- 粗利が高ければ顧客も得をする
- Q36 「お願い営業」になっていないか?
- Q41 値引きしていないか?
値引きというのは、営業の手抜き以外の何者でもない
- Q53 経営者と社員の仕事を切り分けているか?
- 経営者の仕事か、社員の仕事か
- ルーチンの仕事か、考える仕事か
- 社内でやるべきことか、社外でやるべきことか
- そもそも必要な仕事なのか
- Q64 会社全体の方向性を理解させるミーティングはあるか?
- Q67 自分の長所と部下の短所を比較していないか?
どういう風にすれば、彼らに活躍してもらえるのか?