FIRST THINGS FIRST
年初にあたり、自分の時間の使い方を見直すために読んだ。
『7つの習慣』の第三の習慣について詳しく書いた本なのだが、
冒頭から、なんとも引き込まれるフレーズ。
これから先、今よりもっと懸命に働いても「問題」が解決できないとしたら、いったいどうしたらよいのだろうか。 (p.11)
さて、いったいどうしたらよいのだろう、と考えながら読ませられる本である。
「真北の原則」だとか「マッキーバー要素」とか、すんなりと頭に入ってこない比喩が散見されて、
読みづらく感じるところもあったが、重要事項を優先することで「安らぎ」を得るという考え方は非常にシンプルで分かり易い。
以下、メモ。(本書を読んでいないと分からない言葉が多い)
- 重要度のパラダイムで考える
- 自分は緊急中毒では無かった
- 最初に石を入れる
- これが自分が特にできていないところ。
- 突発的対応が多くなってしまっているので、第二領域に全然時間を使えていない
- 今後は石を入れるようにする
- これが自分が特にできていないところ。
- 週単位の視野を持つ
- ミクロな視野とマクロな視野を結びつける
- これは自然と意識していたことではある
- 「人を使って仕事を成しとげる」のではなく「仕事を成しとげることで人を育てる」
帯にも書いてあるのだが、「時間の有効活用」、「仕事と私生活のバランス」などに
興味のある方は読んで損は無いと思う。
目次
第1部 時計と羅針盤(コンパス)(死の床で、どれくらいの人が、「人生をもっと仕事場で過ごせばよかった」と思うだろうか
緊急中毒
生きること、愛すること、学ぶこと、そして貢献すること)
第2部 最優先しなければならない重要事項を探る(第二領域時間管理―重要事項を優先する方法とは
ビジョンが発するエネルギー
役割と役割の間のバランス ほか)
第3部 相互依存の相乗効果(相互依存の現実
ほかの人と一緒に重要事項を優先する
インサイド・アウトからのエンパワーメント)
第4部 原則中心の生き方における“力と安らぎ”(時間管理から自己リーダーシップの確立へ
結果としての「安らぎ」)