Developers Summit 2010 に行ってきた

デブサミ 2010 に参加してきたので、ざっくりメモ。
世界は変わった。開発の現場はどうか? Developers Summit 2010
http://codezine.jp/trackback/devsumi2010

諸々の都合で、参加したのは 1日目のみで、
Cloud Development トラックばかりに参加した。


Force.com や Amazon EC2/S3 関連のセッションでは、各サービスを使った具体的な案件の事例が出ていた一方で、
Google の Gregor Hohpe さんのセッションでは Google App Engine を説明するわけではなく、
GFS, BigTable, Map Reduce, Sawzall など基礎技術の概要や分散コンピューティングにおける原理原則的な内容を
説明していたのが、社風の違いを表わしているようで面白かった。

各セッションのスライドはいずれ公開されるらしいけど、
Gregor さんが挙げていたトピックは今後の指針になりそうなのでメモしておく。

  1. Sharding
  2. Less is More
  3. Expect Failure
  4. Autonomy
  5. Empower the Runtime
  6. Favor Stateless
  7. Separate Stateless From Stateful
  8. Precision vs Speed

セッションは英語のみで通訳無しだったものの、聞き取りやすい話し方だったので助かった。


アピリオ山口さんのセッションでなるほどと思ったのは、
アピリオでは各クラウドベンダの「なかのひと」に相談できるパスがあるということ。

クラウドは雲の向こう側を意識させないサービスなので、障害時に何が起こっているかは分かりづらいけど、
雲の向こう側を見る方法を確保しておけば、クラウド専業ベンダとしては大きな強みになる。
AWS なら Premium Support に入っておけばいいのかもしれない。


最後に、スライドへのリンクをまとめて下さっている方がいるのでリンクさせていただいておく。
Developers Summit 2010 1日目のスライド - @tmtms のメモ